減らすべきお金

エアコンの間違った選び方-カタログの畳数で選んでいませんか?

こんちわ。旦那イノシシです。

快適に過ごすために夏は冷房、冬は暖房、一年の多くの時間をエアコンに頼っている方もいらっしゃると思います。

我が家は沖縄なので、冷房無しでは暮らせません。。

最近のエアコンはお掃除機能が付いていたり、人感センサーによるピンポイント制御を行っていたり、昔と比べるとかなり高性能になってきましたね。

このことにより、どういった機能、どういった性能が搭載されたエアコンを選ぼうか皆さん迷われるかと思います。

今日はそんなエアコン選びに関するお話です。

一般的なエアコンの選び方

 

色々なタイプのエアコンが発売される中、エアコンを選ぶ際に皆さんが今も昔も変わらず検討している項目があります。

それは、、、

 

 

お部屋のサイズ(畳数)にあったエアコンはどれかな?

 

 

という点です。

これは今も昔も皆さん検討される項目ですよね。

そりゃ当然です。

小さなお部屋に大きなエアコンを買ってはエアコンの購入価格が無駄に膨れ上がるだけですし、大きなお部屋に小さなエアコンだと冷えない(暖まらない)といったことも起こり得ます。

では、お部屋のサイズに合ったエアコンとはどのサイズ?

ということが重要になるのですが、

家電量販店やネットショップを見に行くと“6畳用”、“14畳用”など「あなたのお部屋に合ったエアコンはこちらですよ~」と表示がされていると思います。

皆さん、この数字を目安にエアコン選びを進めますよね。

私もそうでした。

そしてその選び方でエアコンに不十分さを感じたことがないので、それが正解だと思っていました。ある時までは・・・

衝撃の事実!!あの畳数表示は今の住宅性能に合っていない!!

2019年、私たちは引っ越しを機にエアコンを買い替えることになりました。

新居のリビングは広めで35畳ぐらいあったので、その広さに見合うエアコンを探していたのですが、その時にふと思ったのです。

「この選び方で合ってるのかな?」

 

調べてみると衝撃の事実が・・・

エアコンの畳数表示は1964年に制定された基準を使って今も評価しているのです。

これが意味するのは、

1964年当時の住宅性能を前提に評価している

ということです。

2020年代の今の住宅の住宅はいかがでしょうか?高気密、高断熱を謳っている住宅は多々ありますよね。

歴史を振り返ると住宅の断熱性能に関する基準は

1980年に住宅の省エネルギー基準(旧省エネ基準)が制定され、

1992年に新省エネルギー基準、

1999年に次世代省エネルギー基準、

という風に時代を追うごとに見直され、高性能化しています。

それなのにエアコンを評価する時の住宅の想定が1964年当時のままというのはおかしいですよね。

この件に関しては過去に日本経済新聞でも論じられているようです↓

我が家はカタログ表示の半分の性能で十分だった!!

ではどのようにエアコンを選ぶかですが、参考になるのが電力中央研究所というところが公表している「エアコン選定支援ツール」です。

こちらのサイトでお住いの地域や住宅の建築時期、お部屋の広さなど必要情報を入力すると適切な冷暖房能力(kW)を提示してくれます。

 

実際、我が家はこのツールでの評価結果をもとにエアコン選びを行い、35畳ほどのリビングに冷房17畳用(※)のエアコンを設置しましたが、バッチリ冷やしてくれています
(※我が家は沖縄なので暖房能力は気にせず、冷房能力のみで決めました。)

 

つまり、

カタログ表示の半分の性能で我が家は十分だった

ということです。

家電量販店の提案は鵜呑みにするべからず!!

 

エアコン選びで家電量販店を回っていた際、一人の店員さんがこう言っていました。

(店員さん)
「エアコンの能力がご心配であれば、余裕をもってワンサイズ大きめのエアコンをお選びいただいても良いと思います。」

 

・・・

 

(私の心の声)
「イヤイヤ、2サイズぐらい小さくても十分だし。」

 

 

私が無知で心配性だったら、恐らくワンサイズ大きめのエアコンを選んでいたことでしょう。

 

少しの知識があるだけで数万円のお金を節約することができました。

情報を鵜呑みにするのは怖いですね。

まずは自分で調べてみることの重要性を感じた出来事でした。

 

では今日はこの辺で。